「腕、貫通していますね」
私は今、工藤の部屋で医者に見てもらっている
医者と言っても殺し屋専門の医者
「闇医者」って所だ
「血、固まってますね」
「どうせバイク乗ってきたら風で渇いたんだろ」
「バイク乗ってきたのですか?」
蔵智(クラチ)が言った
蔵智とは闇医者の名前だ
「乗ってはいけなかったか?」
「いけなくはないですけど良く怪我してて乗れましたね」
「まあ」
「当り前だろクラ
コイツは赤なんだから」
工藤は蔵智の事をクラと呼ぶ
「それもそうですね
それにしても赤さんの怪我の手当てするの中学生の時以来ですね」
「そう言えばそうじゃな」
「中学生の時は仕事が終わるたびに怪我していましたからね」
蔵智はクスリと笑った

