「買い物は中断して何か食おうぜ」
「うん!」
梅村は食べると聞いていきなり元気になった
一人で食べ物店を探し始めた
私と篠原は後ろを歩いている
「何時もあんなんなのか?」
「あぁ」
篠原は可笑しそうに笑った
「貴男、本当に雪が好きなんだな」
「あぁ、好きだ」
篠原は一番の笑顔を見せた
人間を好きになるとこうも笑顔になるのだろうか
「そうか」
「お前」
「…」
「楽しいか?」
「楽しいんじゃないか?」
「何で疑問系なんだよ」
「どう感じれば楽しいのか良く解らない」
「は?
お前、楽しいという感情知らねぇのかよ」
篠原は怪訝そうに言った
「そうだな」
「楽しいっていうのはな、つまりテンションが上がるというか、ワクワクする感じだな」
「今の感情は平凡に生きてる感じだな」
「何だ、そりゃ」
「慶君!士結ちゃん!
此処にしよう!」
梅村が選んだのは普通のレストランだった
和食、洋食、イタリアン何でも有り、みたいな店だ

