私は降りた駅から10分位歩いた所の高級ホテルへ入った
エレベーターに乗り20階フロアへ向かった
ポーン
私はエレベーターを降りそのフロアの一番端の部屋をノックした
でも返事は無かった
私は部屋の前で待つ事にした
ガラス張りの壁に身をもたれかけ腕を組んで部屋の扉を見つめた
時々、こんな事がある
どうせ、と思った
数十分後、ガチャッと扉が開く音がして1人の女が顔を真っ赤にして出てきた
顔は不細工、服はやつれたジーパンにセーターという地味の格好だ
その女は私を一瞬、見たと思ったらすぐに顔を伏せて小走りで去っていった

