「大丈夫か如月」
隣に座っている北川が言った
「大丈夫です」
もう顔に笑みは無くなっている
「北川先生もう帰って良いですか?」
「あぁ
気を付けて帰れよ」
「失礼しました」
私は職員室から出て体育館裏に向かった
「逃げずに来たわね」
壁に凭れ腕を組ながら言った
「当たり前だ」
「生意気な後輩」
壁から離れ私の前に立った
他の2人は後ろからクスクス笑いながら見ている
「先輩に対する態度も言葉遣いもなってないわね
あんた調子乗り過ぎなんだよ
顔が良いからってでかくなってんじゃないわよ!」
「私は何をすれば良いんだ?」
「へぇ
良く解ってんじゃない
こっちにきな!」
私は先輩の後ろに付いていった
<気を付けろよ>
付いていった先は古びた校舎だった
体育館裏の奥にあるらしい
<旧校舎だな>
成る程
だから古びているのか
窓ガラスは割られていて校舎の壁は黒ずんでいる
この校舎だけ暗い雰囲気が漂っている

