再び深くフードを被り私はその場を去った
マンションに帰りシャワーを浴びクローゼットから黒のミニワンピースを出して着た
鏡の前に行き化粧をし赤毛の胸まである髪は垂らした
黒の長い靴下を履きクローゼットから出しといた黒いコートを着、
部屋のキーと携帯と二万をコートのポケットに入れ、玄関で黒のパンプスを履いてマンションを出た
駅に向かい電車に乗り5つ乗り継ぎ降りた
マンションから出た頃からずっと視線を感じていた
全部、男の視線だ
私は大分、顔が整っているらしく少しお洒落をすれば男が寄ってくる
実際に電車に乗るまでに何回もナンパにあった
勿論、相手にしてないので無視をした
ターゲットの前でこの顔は殺す時にしか曝さない
ターゲットの周りに私の印象を付けてしまうからだ

