<何か変な事に巻き込まれるな>
「…」
<ま頑張れ!>
「言われなくとも」
駐輪場が見えてきたら2人の人影が見える
今の時間が6時位なので結構、周りが薄暗い
良く見えないな
駐輪場に近付くにつれて人影の2人が見えてきた
篠原と梅村だ
2人は重なっている
梅村の吐息が聞こえる
2人はキスに夢中で私に気付いていない
私はポケットから鍵を出しバイクに跨り鍵を差した時、携帯が鳴った
今回の為だけの携帯が
「如月‥」
「し、士結ちゃん‥」
私は横を見た
携帯の音で私に気付いたらしい
梅村は赤い顔でこっちを見ている
息が乱れているのか言葉がはっきり出ない
「邪魔したな悪い」
私は携帯に視線を向き直した
知らない番号からだ
通話ボタンを押した
「よー」
「誰」
「冷たい返事だなー
冷だよ」
「何の用だ」
携帯の番号を知っているのは多分、調べたんだろうな
だが本来の携帯の番号は解るまいがな
「校舎裏に来いよ
面白いもんが見えるぜ」

