私は後ろを振り返った
そこに居たのは南だった
しかし前の南とは大分違う
髪の色が黒だったのが赤に染められていた
「宣戦布告よ!」
何に対してだよ
「意味が解らない」
「私は先生が好き
それは認めるわ
でも!先生は渡さない!」
「それで何故髪を染める必要があるんだ?」
「それは‥先生があなたの事を好きだからよ!」
南は人差し指を私に差し向けた
…頭大丈夫かコイツ
「だから先生の好みになろうとあなたのように髪を染めたのよ」
<僻みだなコリャ
それにしても似合ってない>
確かに工藤の言う通りだ
少し焼けた肌に赤は合わない
というより赤に染めるのが間違っている
「…」
何て言えば良いのか解らない
「あらそんなに先生を私に取られるのがショックかしら?」
南は嘲笑うかのようだ
「まあ、あなたも頑張る事ね
じゃあねー」
そう言って南は去っていった
<ありゃ勘違い野郎だな>
「野郎じゃなくアマじゃろ」
私は教室に入った

