「おい士結
さっきのは効いたぜ」
冷は笑いながら言った
「…」
「お取り込み中だったか?」
「いや」
私は北川から目線を外しその場から歩きだした
渡り廊下を渡り教室に戻る
「俺、丁度良い時に来たな」
「図ったのじゃろ」
「まぁな」
「壁に隠れて居たのは解っていた」
「流石、赤だな」
「…」
私は冷と別れ教室に入った
丁度チャイムが鳴り授業が始まった
そのまま何も無いまま時間が過ぎた
六時間目の時、隣から紙切れが飛んできた
篠原からだろう
その紙切れを開いたら
[放課後、屋上に来い]
と書いてあった
私は横に視線を向ける事無く紙切れをポケットにしまって窓の外を見た

