「お前、面食いだったのか?」
「言っている意味が解らない」
「付き合ってんだろ?」
「な訳ねぇだろ」
意外にも否定したのは冷だった
「へぇ違うのか
それで昨日の事だが」
「…」
「気絶させたのはお前か」
篠原は私を睨んだ
しかし怖くない
「違う」
「じゃあ誰だよ
お前以外に居なかったじゃねぇか」
「知らない」
「お前‥
しらばっくれるのもいい加減にしろよ」
篠原の眉が動いた
「仮に」
「あ?」
「私がやったとしてどうするんだ?」
「決まってる倍返しにしてやるよ」
「零」
「何だ?」
「逃げろよ」
「逃げられると思うなよ」

