「2年3組の如月ですが北川先生は居ますか?」
「おー如月!入ってこい」
「失礼します」
私は扉を閉め北川の方に足を進めた
「すまんな朝、言うのを忘れていてな」
「…」
「で、これがお前の教科書だ」
北川のデスクに二段になって置いてある教科書があった
こんなにか?
<学生はすげぇな‥>
「それと髪の事だが赤はちょっといかんから染めてこいよ」
<赤の髪を侮辱しやがった
コイツ‥>
「北川先生」
「何だ?」
「教科書、運ぶの手伝ってくれませんか?」
笑みを顔に浮かべながら言った
「……し、仕方ない、な‥」
北川は耳が赤くなった
「本当ですか?有難うございます!」
私は満面の笑みを浮かべた
「……お、お、お、う…」
北川はさっきよりも赤くなった
<お前の笑顔は凶器だな>
笑みを浮かべたのが解ったのか
私は教科書を持って北川と一緒に職員室を出た
又、1年の視線を感じながらフロアを通った
教室に入り自分の席に教科書を置いた
何故か私の椅子にさっきの男が座っていた
北川も私の机に教科書を置いた

