「如月はこの授業が終わったら職員室に行きなさい
北川先生が呼んでいた」
私は先生を見て頷いた
「じゃあ授業を始めるー
如月は隣の奴にでも見せて貰えー」
私は隣を見た
金髪の目付きの悪い男だ
だが顔はまあまあだ
「机寄せろよ」
「何で」
「は?教科書見せるからだよ」
いかにも不良というこの男が教科書を持っているとは意外だった
「いや良い」
「何だそれ
俺が見せてやるっつってたんだから寄せろよ」
<ソイツに従え>
イヤホンから工藤の声が聞こえた
「…」
私は仕方なく机を寄せた
「それで良いんだよ
顔、美人なクセして礼儀しらねぇな」
この男に少し腹が立った
私は授業を聞かずに窓の向こうを見た
携帯を体で隠し新規に文字を打った
[コイツ殺して良いか?]
隠しカメラで工藤に見せるようにした

