弧を描くように走った 「喜久田、頭下げろ」 「は?」 「早くしろ」 「チッ」 舌打ちしやがった 俺は相手の車が向かい合わせになった時に拳銃を懐から出し 前輪のタイヤに打ち込んだ 相手の車は回転した 「お前こっから良く撃てたな」 「普通だろ」 「普通じゃねぇだろ」 相手の車は止まった 車の中の奴は気を失ってるらしく伏せていた 「ハハハハハ!」 山本は急に笑いだした 俺と喜久田は山本を見た 「すげぇな南川! 運転技術に銃の腕前、お前最強だな! お前が山本組に入ってくれて良かったよ」