「断る
それよりお前、誰だよ」
「おーすまん
俺は山本組の若頭、山本正紀だ」
「山本組?ヤクザか?」
「そうなるな」
「尚更、断る」
「まあそう直ぐ答えを出すな」
「俺はホストだ
ヤクザ何かに入らない」
「そのホストが嫌なんだろ?」
「そんな事、誰が言った」
「さっき口を拭っていた
普通のホステスなら拭わない筈だ」
「別に深い意味は無い」
「嫌なら俺の所へ来い
昔、居たんだろ?」
「何を言っているのか良く解らない」
「言葉の通り
是、落ちたぜ?」
山本がスーツのポケットから俺の黒い携帯を出して俺に見せた
この前、わざと山本の近くに携帯を落とした
「俺の携帯‥」
「そうだ
この前、落としたんだな
悪いとは思ったがお前が殴ってる時に中を見せて貰った」
「勝手にか」
「あぁ
そしたら関栄会という名前と
神崎栄彦(カンザキ エイヒコ)という名前があった」
山本は笑んだ

