「何、観る?」
映画館に着き、椎名が訊いた
「あたし、あれが良い!」と栗田七海が指したのは恋愛物の映画だった
「私もあれが良いなぁ」
佐藤さんも言った
「じゃあ、あれにしようか」
「え、でも倉之助君達、良いの?」
「俺は良いよ」
「児嶋君は?」
「僕は何でも良いよ」
というより興味が無い
「じゃあチケット買ってくるよ」
椎名が言った
「あたし飲み物、買いたいから一緒に行くよ」
「ぁ、お金」
「良いよ後から払ってくれれば良いから」
そう椎名が言い栗田七海と一緒に人混みに消えた
必然的に佐藤さんと僕が残る事になった

