ぼくのひーろー




待ちわびていたかのように
俺の家族、3人が揃っていた。

それにびっくりしたように
ひなが後ずさる。

「ひな、大丈夫やで」

今まであまり人と関わることが

なかったであろう、ひなにとっては

自分より大きい人が
俺も含めて4人もいるのは

恐怖でしかないのかもしれない。