「俺、おかゆ作ってくる! おかゆくらいやったら俺にも作れるし。 信五、ひなのことみとったってな?」 と慶も部屋を出た。 「ひな、なんかしてほしいこととかあるか?」 「…………だっこ…」 ちっちゃい声で言うたひな。 「ん、えぇよ。 おいで〜」 手を広げたひなを抱き上げた。