「冷えピタ持ってきたで〜」

「ありがとう」

結城が持ってきてくれた冷えピタを受け取る。

「ひな、ちょっと冷たいで」

「…ん、ぬぅ…」
冷えピタを貼ると身をよじった。

「ごめんなぁ、冷たかったなぁ…」
って言いながら頭をなでると
弱々しい力で俺の服の裾を握った。


それが『しんどい』って言ってるような気がした。