玲side
仁「と言うわけ…」
『……そう』
そんな過去があったんだ
でも、同情はしないよ?
仁「同情した?」
『しない』
仁「!…なんで?」
一瞬、驚いた顔をした
『皆何かを抱えて生きてるもの。辛いのは自分だけじゃないでしょ?大体、私が同情なんてすると思う?』
仁「フッ、そうか」
『………』
仁が笑ってるとこ初めてみた
私は思わず、
『笑ってるほうがいいよ』
と言った
仁「そっか」
『うん』
仁はちゃんと笑えるんだ
私は笑えないけど……
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…