って訳なんだけど…。

「友希愛はどの教科が苦手なの?」

俺は、食事を食べ終わり友希愛の部屋に来ていた。

「んー強いていうなら数学?最低点数だし」

「数学なら、俺の得意科目だ」

よし来た!数学なら任せてくれ。

「知ってる。専攻科目だしね。」

何だろう、友希愛はつまらなそうに話す。まずは、友希愛との距離を縮めないとホントに三週間の命になりそうだ。

それだけはまずい。

部屋を見渡すとあるものが目に入った。

「雪の結晶?」

友希愛の部屋には雪の結晶の飾り物が綺麗にぶら下げてあった。

「悪い?」

「いや、冬が好きなのか?」

「冬じゃなくて、雪が好き。雪は、雪が降れば景色が変わるでしょ?街が明るくなる、みんなが笑うから」

無愛想に話すがきっと友希愛にはすごく意味があるってことがわかった。