海斗の心臓は、妹のドナーとなって今も動いている。 ねぇ、海斗 だから君に会いたくなったら妹に会えばいいんだよね。 またいろいろ教えてよ。 でも何故キミは、いってしまったの? 僕は、妹を助けたいだけ それだけの理由じゃない気がするんだ。 もっと他に、いや、キミが傷ついた何かがあるはずなんだ。 でも海斗、キミにこの言葉を贈るよ。 鈴蘭の花言葉を知ってるかい? 「必ず幸福が訪れます。」 キミが僕に教えてくれた。 キミのおかげで鈴蘭が好きになった。 だから、ありがとう。