曇りのち友情、時々恋





上杉も笑ってる・・・

ごめんね。

でも、ありがと。



キーンコーンカーンコーン・・・・



「あ、授業終わっちゃった。」

「ははっ、練習できんかったな。 まぁ、まだ4週間あるし!!」

「さぁさぁ、お前らいつまで泣いてんだ!!! まだ合唱コン始まったばっかじゃねーか!!」

「先生もまだ涙止まってないっすよ!!」

「アーっ!! なんだよ、ばれたのかよ!! くそっ!! アハハハハハっっ!!」



みんな、あたしのせいで練習つぶれたのに怒らないでいてくれる。

いいクラスに入れたな。

あたし運よすぎ。


「んじゃ、帰るべ、帰るべー」

「あたし図書館行ってから帰るわ!!」

「じゃーねー」


「かか――っ!!! ごめんね…。あたしが勝手に推薦しちゃったばっかりに…。」

「なぁーに謝っちゃってんのよぃ!! あたしも逃げてただけだし、勝手だったのこっちだし。 ほら、なるみーっ!! かえるよーん♪」

「・・・あ、うん。」

「ん? 別になるみは何にも悪くないんだからそんなくらい顔しなくたっていいじゃん??」

「そうだよー、なるみは伴奏なんだから!! かかと一緒に頑張りぃ!!」

「あ、そのことなんだけどね・・・「かか―――――っ!!」」

ぎゅっ!!))


「みとしん!! やめてよ恥ずかしい!!」

「かかカッコよかったよー!! 指揮頑張ってねーっ♪」

「おうよ!! 力の限り頑張るぜぃ!!」