曇りのち友情、時々恋





「あたし、かかを推薦します!!」


・・・・は?


「おおっ!! いいんじゃね?? 意義ある人ー。」

シ―――――ン。。。。


・・・パチパチパチパチ!!!

「よしっ!! 決定!!! 早かったな!! 練習できるぞーっ!! あと40分残ってる!!」

「ちょ、ちょ、ちょぉぉぉぉっっと待ってください!!!!」

「おめぇ、やりたくねぇとか言うんじゃねーぞ。」

「うっ…。 ・・・で、でもっっ!! あたし、こんな大役できな―――――・・・」

バンっっ!!!)))

「それ以上言うな!!!」


・・・・!!

上杉・・・・!!


「やる前から決めつけんじゃねぇよ。 そういうことは最後までやってから言え。」


低く唸るような声。

睨みつける鋭い目。

いつもふざけてばっかりで適当な上杉が真剣な目で怒ってる・・・・。

こ・・・怖い。


「せっかく滝浪や吉村先生、クラスの全員が期待してくれてんだ!! 何もはじめずにできないなんて言うんじゃねぇ!!!」


「・・・・」

言葉が出なくなった。

でも、なんかムカつかない・・・。

いつもならここであたしも反論したくなるような感情に襲われるのだが・・・・・。

何で・・・??