無愛想なキミが大好きです!


「隆太くん、指令なんだったの?」


終わったと同時に俺に聞いてくる遠野。


「……関係ない」


「関係あるよ!」


「どうもありがとう。さようなら」


一人わめく遠野を置いて席に戻ろうとするけど。


「ちょっと、指令の内容教えてよ!」


「関係ないって言ってんだろ」


「あたしにとってはあるのー!」


まだ諦めねぇのかよ。


「あたしが着いてきてあげなかったら……」


なんてことを遠野が言うから。


「別にお前じゃなくてもよかったけど?」


そう言った。