無愛想なキミが大好きです!


―――……


あたしが隆太くんを好きになったのは、
高校の入学式のとき。


「新入生代表、秋山隆太」


「はい」


新入生代表挨拶をしている隆太くんを見たとき、
体に電流が流れたみたいになって。


気付いたら、いつも目で追いかけた。


……一目惚れだった。


もちろんイケメンだからモテる。


きっと明るくてフレンドリーな人なんだろうと思ってた。


このときまでは。