「……うん!」 隆太くんに、頑張ってるところ見てもらわなきゃ。 恥ずかしいところは見られたくない。 いいところ見せて、絶対振り向いてもらうんだもんっ そして大将の帽子を被る。 「あたし……絶対勝つから!」 「下は任せて!」 佳奈美も他の子も、みんなあたしをサポートしてくれる。 それだけで心強かった。 『それでは……開始ー!』