無愛想なキミが大好きです!


アナウンスが入って、選手が一斉に立ち上がる。


ハッとして、急いで立ち上がる。


「うわっ……こんなに大勢……」


あまりの人数の多さに、驚きが隠せない。


思ったよりはるかに多い騎馬。


「あたし、勝てるかな……」


「大丈夫だって!」


急に不安になってきたよー……


『それでは入場です』


前の人に続いて決められた場所に向かう。


あぁ、どうしよう。


すごく緊張する。


「琴葉、練習通りにねっ」