「そっかーアメリカと日本だもんなぁ」


連絡取れてない、なんて言ってねぇぞ。


でもまぁ確かに、日本とアメリカじゃ時差が大きすぎる。


「……あぁ」


「琴葉ちゃんが帰ってくるのにクールだねぇ~」


「うるせぇよ」


こっちだって、ニヤけそうなの抑えるのに必死なんだよ。


琴に会えなかった間、俺がどんだけ辛かったか。


やっと会えるのに、嬉しくないわけねぇだろ。


そんな会話をしていると、突然開く教室のドア。


目を向けるとそこには俺の愛しい人。


「隆太くん!」


「おかえり。……琴」