空港のゲートを通っていった琴を見つめていた。 琴にキスするなんて、初めてで。 ……少し恥ずかしかった。 だけど、俺は幸せだった。 琴のことがこんなに好きで。 俺のことを本当に想ってくれてる琴がいて。 琴の「隆太くん大好き!」に負けないくらいに俺も好き。 ……愛してるから。 だから、早く帰って来いよ? 俺が琴不足で耐えられなくなる前に。