それから何日か経って。 「遠野さん、少しいいかしら?」 あたしは先生に呼ばれた。 なにか悪いことしたっけ? テストだって、毎回1位取るようにしてるし。 まさか、隆太くんよりもいい成績取っちゃったから? 一人でいろいろ考えていた。 「進路のことなんだけどね」 だけどその内容は、あたしの予想と全部違った。 そして、あたしは先生の言葉に耳を疑ったんだ。