「秋山くん……!」 俺が来るとは思ってなかったんだろう。 驚きと焦りで動けない女達。 「琴になにやった」 「私達はなにも……」 ここまできてまだとぼける女達に、さらにイライラは増してく。 「じゃあ、誰が琴にこんな傷つけたんだよ!」 「……っ」 女達は一気に青ざめる。 誰がやったかくらい分かってんだよ。 だから。 「さっさと失せろ」 「えっ……」