無愛想なキミが大好きです!


だけど次の日も、また次の日もあたしを省いた練習は続いた。


いい加減、先輩も諦めればいいのに。


結局、試合になると毎回あたしが勝ってるんだもん。


だけど、今日はいつもの試合とは違ったんだ。


「今日は次の大会のスタメンを決めます」


そして、学年関係なく試合をやらされた。


あたしは一応、年下だから少し手を抜いてやったんだけど。


さすがにいくらムカつくからって、先輩を抜かしてスタメンなんていうのは気分がのらない。


なのに、あたしは勝っちゃって。


「遠野さんと下野さんはスタメンね」