無愛想なキミが大好きです!


「終了ー!」


合図と共に、ボールが地面で跳ねた。


ブザービート。


あたし達のチームの勝ちだった。


「……あースッキリした」


部活も終わって、佳奈美と駅まで帰っていた。


「琴葉、本気出しすぎ」


「ムカついたんだもん」


次の部活でも、悪口言われたら絶対やり返してやる。


そう思った。