無愛想なキミが大好きです!


そして、3ポイントからシュート。


「琴葉ちゃんすごーい」


周りの2年生は、あたしのシュートに驚いていた。


だけど、先輩は違った。


「……っ」


さすがあたしよりもずっとバスケをやっていた先輩。


すぐに点を返されてしまった。


だけど、あたしも負けじとまた決め返した。


そしてその繰り返し。


「5、4、3、2、……」


残り1秒。


先輩から奪ったボールを、ゴールめがけてシュートした。