無愛想なキミが大好きです!


そこでやっと気付く。


「ない……」


「は?」


「さっきのは勢いというか……その……」


勝手に言ってたんだよね。


実際、隆太くんのお弁当なんて作ってない。


自分の分しかない。


「……だと思ったよ」


なにを言われるかと思ったら。


「琴のことだからな」


それを聞いて、隆太くんはあたしのことをよくわかってくれてるんだなぁって思った。