無愛想なキミが大好きです!


大きな水槽に入っている魚を指さす。


「じゃあこれは?」


「似てない」


「これは?」


「……ふざけてるだけだろ」


あ、バレちゃったか。


そろそろ怒りそうな隆太くん。


これ以上はやめとこう。


しばらく館内を歩いて見て回っていると。


『もうすぐイルカショーが始まります!』


スタッフの人がそう言ってるのが聞こえた。


「イルカショー見るか」


「うん!」


隆太くんの誘いにのって、会場へ向かった。