無愛想なキミが大好きです!


そんな毎日が続いていた。


機嫌が悪ければ気が済むまで暴れるパパ。


ママも、あたしも限界だった。


家のお金は底をつき、働かなくなったパパは家で暴れる。


―――楽しく笑いあったあの家は、もう帰りたくない家になってしまった。


それでも帰らなければならない。


「ただい……痛いっ」


玄関で殴られて蹴られた。


……その日のパパは一段と機嫌が悪かった。