無愛想なキミが大好きです!


そして、不幸は突然訪れる。


普通に学校から家に帰って、リビングに入るなりいきなり殴られた。


「痛っ……!」


「るせーよ!黙れこのクソがき!」


見たこともない目、表情をしたパパ。


ママもあたしも毎日殴られた。


足、腕、お腹……


その日からもう優しいパパに戻ることはなかった。


何度も誰かに相談しようと思った。


だけど思い浮かぶのは、いつも優しかったパパの笑顔だけで。


結局誰にも相談できなくてママとあたしは、抱え込んでいた。