1位だということがはっきりして隆太くんのところに走る。 「隆太くん!1位!1位!」 「よかったな」 いつも通りクールな。 「隆太くん2位だって」 「それを言うな」 ぎろっと睨まれた。 ここは触れないでおいた方がいいかも…… 「あたし、ちゃんと10位以内入ったよっ」 「分かったから」 そして、あたしの頭に手を置いて。