「えーっと……隆太くん?」


「勉強中。うるさいから黙って」


なんですかこの温度差!


この前はあんなに甘々だったのに教室ではこんなにクールって。


でもまぁ、そんなギャップも好きなんだけども。


「……琴、頑張れよ」


問題を解きながらボソっと言った隆太くんにまたキュンときた。


「よーし。やるぞー!」


そしてあたしも自分の席に戻って勉強を始めた。