まぁそれはいいとして。 「隆太くん!」 あたしが呼んでも返事なし。 あたしの声を無視してずっと問題を解いてる隆太くん。 「おーい」 しばらく横にいると突然、隆太くんの手が止まった。 だけどあたしの方は向かずにずっと問題を見ていて。 眉間にしわがよってますよ……? これはまさか。 「……問題が分からないとか?」