隆太くんが遊園地に誘ってくれるなんて。


この遠野琴葉が聞き逃すはずないでしょ!


「ふっ……」


―――ドキンっ


隆太くんの笑った顔。


こんな顔して笑うんだ……


「ふふふっ」


隆太くんの笑顔と、誘ってもらったことがすごく嬉しくてつい頬が緩んじゃう。


「そんなに嬉しいかよ」


「だって、大好きな隆太くんと行けるんだよ?」


嬉しくないはずがないよ!


「でも、補習が終わってからな」


「そそそそんな……」