「杏、俺さ、行きたい所あるんだ。行っていい?」

「いいよ」


ユウが行きたいとこあるなんて‥‥


珍しい‥‥


「後でびっくりする事起こるかもしんねぇけどびっくりすんなよ?」

「その事によるね!」


ユウはフっと笑って歩き出した。


どこ行くんだろうなー。


「ねえ。どこ行くの?」

「‥‥」


シカトですか!!


まあいつもの事ですよ!


「ユウなんて知らないからっ」


完全スルーしてやるしっ。


「杏、着いた」

「え?」