「泣きたいのは私のほうだよ!ちゃんと、話してよ‥‥」


目をつぶって言った。


目を開けてたら、涙が出てきそうだったから‥‥


「ごめん‥話すね。杏李‥恋愛ゲームやったじゃん?あれ提案したのあたしなんだよね‥杏李が傷付くのわかってたから‥‥」

「じゃあ何で‥‥」

「悔しかったのよ‥‥!両想いのくせにふたりともあたしに相談してきて‥‥苦しかった‥‥」


そんなこと‥全然‥知らなかった‥‥