ピッピッピッピッ


うっすらと目を開けた。


「私の体に戻ってる‥私、生きてる‥!」



「先生!森月さんの意識、戻りました!」



みんなびっくりしていた。


医師はあのあと、ほとんど可能性はないと告げていた。


お母さんとお父さんは抱き合って喜び、ミカはずっとずっと泣いていた。


ユウは‥いなかった。



その後は順調に回復し、若い私の体は元に戻っていった。


学校にまで行けるようになった。