あの日から一ヶ月


ユウからの連絡はない。


当然かもだけど‥


私とユウの関係は、完全に崩壊した。


涙が出てくると思ったけど、不思議なことに涙は出なかったんだ。



「杏李。あの日はごめんな杏李の気持ち、考えてなかった」

「私もごめん。言い過ぎた」


ん?あれって‥


「ユウ‥」

「何?小田桐じゃーん」


ユウタが肩を組んできた。


「触んないでッ」

「あ‥ごめん」


今‥絶対ユウ見てたよ‥