「あんた‥馬鹿?」


「は?」


今の言葉、全っ然予測してなかった‥


「遊ばれてるよ。完全に」


そんなのわかってるよ。


わかってるからゲーム受けたし、一緒にいたいって気持ちの方が強かったんだもん。


「心配してくれてありがと。でも大丈夫!絶対おとすから!」


すっごい自信満々の私に、ミカは呆れてる。


「あっそ。やっぱあんた馬鹿」


「別にいいもーん。あ、ユウサッカーしてる!ユーウー!!」


グラウンドに向かってぶんぶん手をふった。


ミカがため息をついて化粧を始めた。