「お菓子さんって、本当にダサいね!」


………(´∀`)


「え…ああ…まぁね。」


「なのにあの黒石先輩と一緒に登校なんて先輩もモノ好きだよねー!?」






…な…んか…


この人天然なの?


それともバカにしてるの?



ねぇ…(泣)


私は退屈そうに窓に目をやる。



そこには偶然にも黒石がいた。


しかし黒石の様子がおかしい。


何かに困ったような…時折笑顔になるが、少し悲しげな表情にもなる。




…誰と話してるんだろ。


相手は、木の茂みで姿は見えない。



すごく楽しそうに話している黒石を、私はボ~としながら見つめていた。


「ちょっとお菓子さん。聞いてる?」


バンッと喜姚子ちゃんは机を叩く。


「え!?あ…ごめんね。何だっけ?」


「もぉ~。だからぁ、プリンセス会に殴り込みに行くかって話!!」



は!?


いつからそんな話になったんですか!?



「いやいや!!そんな危ない事しないよ!」


私は首をぶんぶん横に振った。



「大丈夫よ!だってお菓子さん強そうだし!」


「なぜそうなるの!?」