「だから、絶対先輩を甲子園に連れていってやりたいんだ!先輩はさ、去年骨折してて…甲子園の土を踏むことはできなかったんだ」


そうだったんだ…



一ノ瀬先輩も大変だったんだな…



「陽菜ちゃん」



「はい?」



「ぜーったい!決勝見に来てね」



「はい、もちろん」



私はそう言って、うつむいた



だって!先輩の笑顔ヤバすぎて直視できないんだもん…