「…い!おい!陽菜」



ハッとして私は瞳を開けた


ずいぶん寝ていたようで、いつの間にか目的地に着いていた



「良く眠れた?」



「は、はい…」



「陽菜、ヨダレ垂らしてたよ(笑)」



「へっ?」



私が慌てて顔を拭くと、先輩は笑った



「嘘だよ、バーカ」



「なっ…嘘言わないで下さいよ!」



「ほら、早く降りるぞ」



コツンと軽く頭を叩かれた


私は色々準備をしてバスを降りた



「ここが合宿場かぁ…」



結構、設備とか整ってるな…