「陽菜との約束を守れない俺なんて忘れろ…」



俺は夕暮れの教室で陽菜に別れを告げた



すると、陽菜は俺の頬を思い切り叩き俺に言った




「先輩はっ!何か努力しましたか?!夢のために何かしましたか?私は、そんな先輩見てません!」



「…」



俺は何も言えなかった



だって、陽菜が言ってることは正しかったから



「別れたいなら別れてあげますよ!」



陽菜はそう叫ぶと教室を出ていった



俺は追いかけることが出来なかった



馬鹿だな俺…